午前中から夜遅くまで比較的タイトなスケジュールの今日、虎ノ門でのミーティングの後、次の用件まで小一時間ほどの隙間ができたので、虎ノ門交差点のほど近くにある<書原>に立ち寄る。つい先頃まで、この近辺の別のビルにあった店が、再開発の一角を占めるビルに移転したようである。日暮れの早い冬の夕暮れ時に煌煌と光る蛍光灯。周辺のビルが立て替えで暗いためか、ひときわ目立っている。目が痛い。あの明るさは深夜のコンビニを見るようだ。この明るさだけはロードサイドにあるツタヤや文教堂の風情である。
歩道橋を渡り、店に入る。あの「詰め込んだ」感じは新橋店とかわらない。<書原>らしさである。書店は同系列の店でも立地で表情を変えるが、このあたりは官公庁の多いためか、実務関連の法律関係書籍がとりわけ充実している。とはいいながら、人文関連の専門性も<書原>らしく見逃せない。それほど大きな店舗ではないのだが、それぞれの領域において独特の専門性の深みを感じさせてくれる面白い書店だ。今日、ここでは一冊も買わなかった。政府刊行物センターにありそうな実務関連の本のタイトルを手帖にメモした。あとでまとめて注文するために。
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