2007年12月19日水曜日

大学という病

箱根でのワークショップの帰りに小田原の有隣堂で購入した竹内洋『大学という病---東大紛擾と教授群像』(中公文庫、2007年7月)933円+税を読了。ここ一年ほど、戦前の統制経済について勉強をしているが、そこでも馴染みのある教授陣のもう一つの顔が明らかになっており、面白く読めた。もちろん、「教養とは」「大学とは」といった問題へ教育社会学の見地から切り込んでいく竹内氏の一連の著作は、大学に身を置く人間の一人とって、示唆というよりもはや警句にさえ聞こえてくるようだ。

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