2007年11月23日金曜日

ミシュランガイド東京版

 四谷での会合の後、帰宅途中に六本木のABC(青山ブックセンター)に立ち寄る。本日発売のミシュランガイド東京版を買うためだ。すでに午後11時を過ぎている。
 あれだけ報道されていたのだから、品切れであることを半ば覚悟していた。が、運良く本屋のレジ近くに数冊の「赤い表紙」は鎮座していた。手に取ると、待っていたとばかりに店員が一言。「日本語版は売り切れました」と宣う。「知らなかった、ミシュランガイドに日本語版が出ていたのか......」。日本語版が出ているとは知らなかったのだから、何をためらう必要があろう。記念すべき『2008年Tokyo版』を購入。そして、まず最初にしたことは、ページ右下にあるマンガをめくりパラパラやることである。

書肆:今日立ち寄った書店<書原(霞ヶ関店)>

 午前中から夜遅くまで比較的タイトなスケジュールの今日、虎ノ門でのミーティングの後、次の用件まで小一時間ほどの隙間ができたので、虎ノ門交差点のほど近くにある<書原>に立ち寄る。つい先頃まで、この近辺の別のビルにあった店が、再開発の一角を占めるビルに移転したようである。日暮れの早い冬の夕暮れ時に煌煌と光る蛍光灯。周辺のビルが立て替えで暗いためか、ひときわ目立っている。目が痛い。あの明るさは深夜のコンビニを見るようだ。この明るさだけはロードサイドにあるツタヤや文教堂の風情である。
 歩道橋を渡り、店に入る。あの「詰め込んだ」感じは新橋店とかわらない。<書原>らしさである。書店は同系列の店でも立地で表情を変えるが、このあたりは官公庁の多いためか、実務関連の法律関係書籍がとりわけ充実している。とはいいながら、人文関連の専門性も<書原>らしく見逃せない。それほど大きな店舗ではないのだが、それぞれの領域において独特の専門性の深みを感じさせてくれる面白い書店だ。今日、ここでは一冊も買わなかった。政府刊行物センターにありそうな実務関連の本のタイトルを手帖にメモした。あとでまとめて注文するために。